更生保護法人 広島県更生保護協会

更生保護を支える団体

広島県保護司会連合会

保護司会に所属する保護司は、犯罪や非行をした人の立ち直りを地域で支える民間のボランティアです。保護司法に基づき、法務大臣から委嘱された非常勤の国家公務員とされていますが、給与は支給されません。

保護司は、民間人としての柔軟性と地域の実情に通じているという特性をいかし、保護観察官と協働して保護観察に当たるほか、犯罪や非行をした人が刑事施設や少年院から社会復帰を果たしたとき、スムーズに社会生活を営めるよう、釈放後の住居や就業先などの帰住環境の調整や相談を行っています。このような保護司は、全国に約4万8,000人います。

広島県保護司会連合会ホームページ
http://www.hiroshima-kenhoren.jp/

更生保護施設

犯罪をした人や非行のある少年の中には、頼ることのできる人がいなかったり、生活環境に恵まれなかったり、あるいは、本人に社会生活上の問題があるなどの理由で、すぐに自立更生ができない人がいます。

更生保護施設は、こうした人たちを一定の期間保護して、その円滑な社会復帰を助け、再犯を防止するという重要な役割を担っています。(*3)

広島県には次の施設があります。(いずれも更生保護法人)

ウイズ広島
ウイズ広島
呉清明園
呉清明園

刑事施設から出たけれども親族のところには帰れない。そんな人が自立の準備を するために一定期間国の委託によって利用することができる施設です。

更生保護法人ウィズ広島ホームページ
http://www.with-hiroshima.com/

広島県更生保護女性連盟

更生保護女性連盟は、地域社会の犯罪・非行の未然防止のための啓発活動を行うとともに、青少年の健全な育成を助け、犯罪をした人や非行のある少年の改善更生に協力することを目的とするボランティア団体です。全国で約17万人おり、地域の公民館、学校等に地域住民の参集を求めて、その地域の実情に即した非行問題等を話し合うミニ集会のほか、親子ふれあい行事や子育て支援の活動などに取り組んでいます。(*1)

会の趣旨に賛同する女性であれば、どなたでも参加できます。入会等に関するお問い合わせは、下記の所へどうぞ。

ー お問い合わせ先 ー
所在地 〒730-0012 広島県広島市中区上八丁堀2-31
広島保護観察所内
TEL 082-221-4497

ゆっぴーネットに広島県更生保護女性連盟の概要が紹介されています。下記のURLをクリックしてください。
http://hiro-yuppy.net/category/organization/009-22

広島県更生保護女性連盟のメンバーによるチャリティー茶会
広島県更生保護女性連盟のメンバーによるチャリティー茶会

BBS連盟ロゴ広島県BBS連盟

BBS (Big Brothers and Sisters Movement) は、その名のとおり、少年少女たちに、同世代の、いわば兄や姉のような存在として、一緒に悩み、一緒に学び、一緒に楽しむボランティア活動です。

その名は、今から約100年前にアメリカで始まった、Big Brothers MovementやBig Sisters Movementにちなんで名付けられました。

中国地方BBS連盟 マスコットキャラクター/チュウBくん
私たちはこんな活動をしています

活動の場所は、全国の保護観察所のほか、家庭裁判所や少年院から、学校や幼稚園まで、また地域の子どもたちを集めて行う活動など、場所も形態としても対象となる子どもたちも様々です。

広島県BBS連盟の活動の様子
広島県BBS連盟の活動の様子

広島県BBS連盟の活動の様子

日本BBS連盟ホームページ
http://bbs-japan.org/

中国地方BBS連盟ホームページ
http://bbs-japan.org/about/organization/bbs-chuugoku/

協力雇用主会

協力雇用主は、犯罪・非行の前歴のために定職に就くことが容易でない刑務所出所者等を、その事情を理解した上で雇用し、改善更生に協力する民間の事業主です。

現在、全国に約18,000の協力雇用主がいらっしゃいますが、実際に刑務所出所者等を雇用してくださっている事業主は、そのうち約800にとどまっています。

また、建設業、サービス業、製造業が全体の8割を占めるとともに、従業員規模100人未満の事業主が全体の7割を占めています。

刑務所出所者等の円滑な社会復帰・職場定着のためには、事業主の方々との適切なマッチングが重要です。そのため、幅広い業種の事業主の方々にご登録いただきたいと考えています。

犯罪や非行をした人たち(刑務所出所者等)は、再び地域に帰ってきます。これらの人たちが再犯や再非行に至らないためには、仕事に就き、職場に定着して、責任ある社会生活を送ることが重要です。

一方で、保護観察終了者のうち無職者の再犯率は有職者の約3倍で、刑務所再入所者の約7割は再犯時に無職です。刑務所出所者等への就労支援を効果的に実施し、再犯や再非行を防止するためには、協力雇用主の方々の存在が不可欠です。(*2)